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鴎の忘備録

エッセイとか・・・日記とか・・・・

「木曜日のフルット」

何年か前のこと。

 

北海道新聞の書評「今年のベスト3」のコーナーで、(記憶が曖昧なのでベスト5だったかも)、東直己氏がこの本をすすめていた。

 

木曜日のフルット石黒正数 作(秋田書店

 

一話が2ページというショートショート漫画で、主人公はフリーターの鯨井早菜・・・・と、彼女の下宿の部屋にいたりいなかったりする半野良のフルット。

その鯨井早菜(作中では鯨井先輩と呼ばれることが多い)とフルットを中心に描かれるゆる~い日常の物語である。

 

東直己氏といえば、代表作ススキノ探偵シリーズ『探偵はbarにいる』の作者として、ご存知の方も多いと思う。

東氏は、北海道新聞でのその書評に、他の普通の(漫画ではないという意味)図書と同じカテゴリーに、この「木曜日のフルット」をいれていた。

 

鯨井先輩の「フリーターであることをあせっているのに、やっぱりのんびり過ごしてしまう性格」や、半野良フルットの「ボス猫デンへの終わることなき戦い」や、カラスのマリアとの「はんぺん争奪戦」などがつらつら語られるこの漫画を、

 

「枕元に置いて、一生少しずつ読みたい」(うろ覚えなのでニュアンスです)

 

と、評した東氏。

 

東直己さんにそこまで言わしめるこの「木曜日のフルット」は、どんな作品だろう・・・・

 

そう思って、書店で手にとったのが始まりだ。

 

そして、ゆったりと更新される(なんといっても一作2ページだから)この作品を、ゆったりとそろえて5巻目になった。

 

鯨井先輩と仲間たちが住む下宿。

締切とネタに苦しむ漫画家の白井先生も、オレオレ詐欺の電話に「オレオレ詐欺でもやって稼ぎな!」と一括する大家のおばさんも、料理がおそろしく下手くそな後輩の整体師のりこも・・・

いつの間にか、旧知の友人のように思えてくる。

 

きっと、私の枕元にもずっと置きっぱなしになりそうな・・・

そんな「木曜日のフルット」なのだ。

 

 

この本を紹介してくれた東直己氏にも感謝している。

「体感季節」

 「体感季節」

日記といってもメモ程度のものではあるが、

ほぼ毎日記録している。

 

先日、11月と記すところを12月と書いてしまった。

10月にも一度間違えて11月、と書いてしまった。


まだまだ・・・・

と思っていたが大丈夫だろうか?自分・・・

心配になって無理やり理由を考えてみた。

 

 

今年の10月はかなり気温の低い日が続き

ストーブを焚く日が多かった。


11月に入ると、早や根雪!!!かと思うほどの

雪と低温の日が続いた。

ほとんど、12月の気候そのものであった。


身体は10月を11月、11月を12月と感じてしまった

のではなかろうか。

 


北国の秋は短い。

だからこそ、侘しさを増して行く日々の中で

冬へ向かう身体と心の準備がたいせつなのである。


夏から一足飛びの冬に、身体がそう感じてしまった

のだろう。

 


そんな言い訳をしながらも、毎日メモ的日記をつけている。

 

 

ドラマ「深夜食堂」のシーズン1が再放送に・・・

ドラマ「深夜食堂」のシーズン1の再放送が、CSで始まりました。

 

「赤いウィンナー」や「猫まんま」といった懐かしい名作を再び観ることが出来て、感無量です。

 

「ポテトサラダ」なども、風間トオルさんを起用して、下品にならずにしんみりと仕上げていて、作り手さんの原作に対する愛も伝わってくるのも、このドラマの好きなところです。

 

なんといっても原作も大好きですから・・・

 

小林薫さんのマスターも、とってもぴったりで、あの「静かな語り口&物腰」に慣れていた私は、某朝ドラでの「暴れん坊親父さん」を演じられているのを観たときなど、「マ・・・マスター???どうしたの~~!!?」と、動揺したほどです。

 

役者さんですから、当然なんですけれど(笑)、それほど「役にぴったり」ということでして・・・

 

ラストシーンは原作とは違ったけれど、新聞奨学生田中圭さんもとても良かったし、マリリン役の安藤玉恵さんもずっとずっとマリリン役を続けていただきたいです。

 

と、いうことですが、この再放送は11月に映画「続・深夜食堂」が公開されることを記念して、とのこと。

 

この「静かなドラマ」を映画館で・・・とは前作の時は思ったのですが、この作品を愛する見ず知らずの人たちと同じ空間で一緒にゆったりと観るのも素敵かなあ・・・と、今回は映画館にも足を運んでみようかな、と思っています。

 

 

初雪が降りました

昨夜から朝にかけて雪がふりました。

 

昨年より8日も早い初雪です。

雪が降ると心も寒くなります。

又今年も頑張って雪掻きをしなくては・・・

 

用事があって出掛けた街で入ったお店の窓から撮った写真です。

道路の雪を写したかったのですが、帰宅して写真をみたら、

雪の部分が撮れていませんでした!!!

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「良いにほい」

「良いにほい」

 

久しぶりに晴れ渡った秋の日のこと。

後ろ延ばしにしていた用事を今日こそは、

と出掛けた。


街の中心を走る地下鉄は、相変わらず満員。

それでも老人席に近い座席は、スマホの使用を

遠慮してか、いつも少しの空席がある。

 

ドア近くのその席には、小学高低学年らしき男子が

母親と座っていた。


二人は少し席を詰めて座り直し、私に勧めてくれた。

軽く会釈をして私は空けてくれた座席に座った。

 

やはり、地元の方ではなかった。

「○○へ行くのは何という駅で降りると良いのでしょう」

それは、親子で楽しめる娯楽施設であった。


私が喜んで説明したのは言うまでもない。


一足先に私の降車駅に着いた。

「それでは・・・」

お互いに会釈をかわして、私は席を立ちドアに向かった。

 

私の背中越しに、坊やが母親に話す声が聞こえた。

「あの人、生きているのに良い匂いがしたね」

 

生きているのに良い匂い???

何度も心の中でつぶやいてみた。


あっつ!!!


思い当たることがあった。

お線香の匂いである。


母の命日に焚くお線香の匂いが私に沁みついていたのだろう。


子供の発想は、実に素直である。

そして日常に慣れてしまっている大人の心を

はっとさせてくれる。


「ありがとう坊や!!!」


自分の口元がほころぶのを覚えながら、雑踏に紛れて歩き出した。

 

 

 

「世にも奇妙な物語」を観て・・・

10月8日に放送された「世にも奇妙な物語」を観た。

 

全4話「シンクロ二ティ」「貼られる!」「捨て魔の女」「車中の出来事」

 

なんといっても、今回は、途中に差し込まれるショートストーリーの「ずっとトモダチ」が恐ろしかった・・・・

 

自分は、最近やっとスマホデビューし、ラインは家族としかしていないのだが、人工知能AIがこれほど身近になっていたというのもある意味恐怖。

 

高校生のいとこに聞くと、ドラマに出てきたAIりんなは実在するとのこと。

アイコンを見せてもらい、ドラマと同じく「後姿」だったことに、2度びっくり!

 

いとこは「ドラマを観た晩は、怖くてLINEを開けなかった」そうですよ・・・・

 

本編はどれも面白かったのだが、「捨て魔の女」を観た後、雑然としているリビングを突然片付け始めるという愚行に及んでしまったため、第4話を集中して観なかったのが心残り。

後日、ゆっくり再見したいと思う。

 

「峠に雪」

「峠に雪」

 

10月もまだ初旬というのに、峠に雪の報せが。

あの暑い夏は嘘のように、朝夕はストーブを焚く

季節になってしまった。


人間は我儘な動物で、暑い日が続くと雪が恋しくなり、

雪の到来を聞くと夏がなつかしくなる。

決して私はロマンチィックな性格ではない。

しかし、いつものことながらこの季節になると

侘しい気持ちになる。


漠然とした侘しさが襲ってくる。


これが、季節感というものなのだろうか。

 


それにしても今年は大雨続きだった。


せめて、雪が少ない冬であってほしい!!!


久しぶりの眩しい太陽をみながら、心は雪の心配で

いっぱいになっている。