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鴎の忘備録

エッセイとか・・・日記とか・・・・

  「雨のうた」 vol.2

エッセイ

   「雨のうた」 vol.2

そういえば「雨垂れ」という曲があった。

「二十四のプレリュード」という組曲の中の一曲。


でも、あれは前述のスペイン、マヨルカ島のバルデモサにて、

記録的な大雨の日、出掛けたきり帰ってこない

愛人ジョルジュ・サンドの安否を気遣いながら、

ショパンが作った曲。


日本人好みのこの名曲には、穏やかで、有名な主旋律からは、

想像することもできない、こんな逸話が隠されているのだ。

 

現在、車窓の外には、雲間から明るい水色の

空が覗いている。この雨は、じきに止むだろう。


「雨垂れ」の中間部が描き出す風景は、

こんなのどかな雨ではない。

恐ろしい暴風雨の響き。

   vol.2   seagull.t