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鴎の忘備録

エッセイとか・・・日記とか・・・・

近所の神様

 「近所の神様」

1月、鏡開きも美味しく楽しく済み、お正月の

行事は「どんど焼き」で日常にもどる。


毎年のことなので何となく分かってはいるものの

やはりパソコンで神社の「どんど焼き」の日時を

調べていまう。


そういえば何かで読んだパワースポットの記事。

北海道神宮」が載っていた。

我が家からはそう遠くない距離。

今年の「どんど焼き」は「北海道神宮」に行こう。


冬を除いては、素晴らしい環境にあるこの神宮。

桜の季節、紅葉の季節、さらには緑いっぱいの空気が

欲しくなった時、何度も訪れている場所である。

その分、冬はとにかく寒い|


先ずは身支度から・・・

キルティングで裏うちされたスキーウェアを着込み、

毛糸の帽子を目深にかぶり、マスクまでして出掛けた。

 

出掛けてみて驚いた。

外国からの観光客の方。

遠近かかわらず皆さんの軽やかな服装、軽やかな足取り。


その中に混じって自分の格好は少しばかり異質・・・


神社の境内は大勢の人で賑わっていた。

 


大きく揚がる”どんどの火”に手をかざし去年を感謝し、

今年の健康を願い、帰路についた。

 

その日の夜の事である。

普段はあまり気にもかけない和室の壁がその夜に限って

目の前に広がって見えた。


そこには、いつも俳句の短尺が掛けてある。


目を凝らして見る。


飾りピンに掛けてあったお正月の「輪注連」が・・・

先ほどの「どんど焼き」に持って行くのを忘れてしまったのだ。


全部の部屋を見て集めたはずなのに、一輪だけ残っていた。


これはどうしたものか。

愕然としながら考えた。


そうだ|

去年お参りした近所の神社。

いそいでパソコンで{どんど焼き」の日を調べた。

なんと|||

15日である。


近所の神様ありがとう|||


待っていてくれました!!

 

次の日、もちろんご近所の神社に参拝した。

 

神様に手を合わせながら、去年あった色々な出来事を

お友達に話すように報告し、有難うを何度も繰り返した。


もちろん、今年のお願いもした。


神様はお願いをするところではない、という人もいる。

でもやっぱり、神様にはお願いをしてしまうのだった。